「二言語(バイリンガル)教育」名目下に行われている、南モンゴルでの文化的ジェノサイドに抗議する中国大使館前抗議行動のお知らせ

「二言語(バイリンガル)教育」名目下に行われている、南モンゴルでの文化的ジェノサイドに抗議する中国大使館前抗議行動の

お知らせ

最近南モンゴル人が危惧していた、中国における、新しい「二言語(バイリンガル)教育」が、9月1日の新学期から正式に始まることが明らかになりました。また、最初は通遼市(旧名ジリム盟)の小中学校においてのみ実施されるはずだったこの制度は、実際には全自治区の小中学校で実施されることになりました。

今回の新たな二言語教育制度により、事実上、学区における主要が言語教育がすべて中国語となり、南モンゴル人に唯一残されていた、母語モンゴル語によって教育を受ける権利が完全に奪われることになります。

同様の言語弾圧は、中国共産党の政権の下、私たちモンゴルのみならず、チベット、ウイグルなど、各民族に対し同様の政策がとられてきました。現在行われている政策はその完成形というべきもので、民族の最も基本的な要素としての固有の言語を奪うことは、国際的な人権規約にも民族自決権にも反する犯罪的行為です。

内モンゴル自治区では、6月初めからこの情報が出てから、故郷の知識人、教師、保護者、そして牧畜民、農民などほぼすべてのモンゴル人が抗議の声を挙げてきており、現在もそれは持続しています。

私たち海外のモンゴル人も、中国国内で闘い続ける同胞たちによる、モンゴル語教育の維持を求める運動に連帯するために、下記の予定にて、在日中国大使館前で抗議行動を行います。

急なご連絡で申し訳ありませんが、多くの在日モンゴル人同胞、そして民族自決権と固有の言語教育の重要性を認識くださっている日本人の皆様、そして、同様に母語を奪われているウイグル人、チベット人など各民族、さらには今後北京語を強制され、自由と共に言語を奪われる危機に瀕している香港の方々にも、この運動に参加してくださることを呼びかけます。

時間:2020年9月5日(土曜日)

   13時集合 13時半から抗議

場所:中国大使館前(集合場所:麻布税務署 東京都港区西麻布3-3-5)

★民族差別的なプラカード、コールはお断りします。主催者、警察の指示に従ってください。

★感染症予防の為、体調の悪い方は参加をご遠慮下さい。参加者はマスク着用をお願いします。また報道や撮影などが入る可能性があります。顔を出したくない方は自衛をお願いします。

主催団体 南モンゴルクリルタイ

連絡先:info@southmongolia.org