人権弾圧下の北京における2022年冬季オリンピック開催に抗議する記者会見原稿

(SMC 2021年2月4日)

【 人権弾圧下で北京オリンピック開催に抗議】2月4日来年予定されている北京冬季オリンピック開幕のちょうど1年前にあわせて、人権弾圧状況の改善なき中国でのオリンピック開催に反対する記者会見が行われ共同声明文を発表しました。

① 【日本外国特派員協会で英語で記者会見】2月4日午前

【登壇者】1、チベット:ツェリン・ドルジェ(SFT日本 代表)2、ウイグル:于田 ケリム(日本ウイグル協会 会長)3、南モンゴル:チメド・ジャルガル(南モンゴル クリルタイ 副会長)4、香港:ウィリアム・リー(香港民主活動家、Stand with HK@JPN)5、石井英俊(自由インド太平洋連盟副会長)

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② 日本外国特派員協会での記者会見の後、2月4日午後には東京銀座でも記者会見。

【登壇者】1、チベット:ツェリン・ドルジェ(SFT日本 代表)2、ウイグル:于田 ケリム(日本ウイグル協会 会長)3、南モンゴル:チメド・ジャルガル(南モンゴル クリルタイ 副会長)4、香港:ウィリアム・リー(香港民主活動家、Stand with HK@JPN)5、中国民主化:王戴(民主中国陣線 副主席) 6、 石井英俊(自由インド太平洋連盟副会長)

当日、南モンゴルクリルタイ代表のチメド・ジャルガル氏(南モンゴルクリルタイ副会長)の発言原稿は以下の通り

皆さんこんにちは、南モンゴルクリルタイのチメド・ジャルガルと申します。よろしくお願いします。 2020年9月1日から、いわゆる「バイリンガル教育」が始まり、南モンゴル全域の小中学校で実施 されました。 この新しい教育制度により、学校教育用語がすべて中国語となり、モンゴル人に唯一残されてい た母語によって教育を受ける権利が完全に奪われてしまいました。これは、あからさまなモンゴ ル人に対する文化的ジェノサイドです。 南モンゴルでは知識人、教師、保護者、そして牧畜民、農民などほぼすべてのモンゴル人が抗議 の声をあげ、9月半ばには、抗議運動に参加した学生数は30万人に達しました。しかし中国政府 に弾圧され、現在1万人以上のモンゴル人が逮捕さています。 中国共産党政府による民族浄化政策は今に始まったことではありません。1960年代の文化大 革命の時、中国はモンゴル人34万人を逮捕して拷問を行い、27,900人を殺害したのです。 中国政府は、私たち南モンゴルのみならず、同様な言語弾圧はチベット、ウイグルなど各民族に も行っています。現在やっているのは、その民族浄化政策の最終形というべきものです。 民族の最も基本的な要素としての言語を奪うことは、中国の憲法及び教育法、自治区法にも違 反しています。また、国際人権規約や民族自決権の理念にも反する犯罪的行為です。 もう一度申し上げます。現在中国政府が南モンゴルで行っていることは、文化的ジェノサイドなの です。