東日本大震災から10年、世界南モンゴル会議からのメッセージ

東日本大震災から10年、世界南モンゴル会議からのメッセージ

東日本大震災で被災された皆様に、心からの哀悼の言葉を捧げます。 10年前の今日、歴史的な大きな地震が起き、数万人もの人々が亡くなり、避難生活を余儀なくされたことに、世界中のモンゴル人は衝撃を受け、心を痛めました。 私たちは、全世界のモンゴル人に代わり、日本国民に対して深く哀悼の意を表し、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。そして、被災された皆様、ご家族の皆さまへ、心よりのお見舞いを申し上げます。被災された皆様と被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。 日本は戦前から多くのモンゴル人留学生を受け入れ、個人レベルから国家レベルまで、モンゴルを応援してくださった国です。戦前に北モンゴルが独立を成し遂げたときに、中国に飲み込まれそうな南モンゴルを支援し、共に戦ってくださった日本の協力は、今でもモンゴル人の心に残っています。 残念なことに南モンゴルは中国の支配下に残され、酷い弾圧の中にありましたが、その苦しみに同情し、できる限りの応援をしてくださる大勢の日本人の方々がいらっしゃいました。今でも日本は南北のモンゴル人の留学生を受け入れてくださる最大の国であります。 私たち世界南モンゴル会議は、日本の皆様暖かい気持ちによって、希望をもって、南モンゴルの現状を世界に訴えることができます。 震災直後の、被災者の方々の秩序だった行動や助け合う姿、復興に向けて懸命に頑張っている姿に、私たちモンゴル人は多いに感動し、きっと日本人はこの困難を乗り越えるものと信じておりました。震災直後には、日本在住のモンゴル人はボランティア活動などで被災地支援をさせて頂きましたが、今後も復興が成し遂げられるまで私たちのできる限りのお手伝いをさせて頂きたいと存じます。 私たちモンゴル人の思いは、深い友情を持って私たちを支援してくださった日本の皆様と共にあります。

2021年3月11日 

南モンゴルクリルタイ(世界南モンゴル会議)