南モンゴルクリルタイ 第三回総会 活動方針

南モンゴルクリルタイ 第三回総会 活動方針

中国共産党政権による南モンゴルにおける政治的・経済的・文化的圧制および環境破壊が継続している現状を踏まえ、南モンゴルクリルタイは以下の方針に基づき活動を展開する。

1. ジェノサイド政策・環境破壊の第一次資料収集と国際発信

・現地からの証言、映像、写真、文書等を体系的に収集し、国際基準に沿って整理する。

・収集資料を国際社会、国際人権組織、報道機関に対し、信頼性の高い一次情報として発信する。

2. 海外在住南モンゴル人に対する脅迫・スパイ行為の摘発

・中国政府が海外在住モンゴル人に対し、家族を人質とした脅迫、スパイ活動の強要、内部対立の扇動等を行っている実態を証言や証拠に基づいて明らかにする。

・各国政府・司法機関との連携を強化し、在外モンゴル人の権利保護を推進する。

3. 国際人権外交への協力と一次情報の提供

・日本をはじめとした民主国家政府、国際人権機関、国連等に対し、政策判断に資する一次情報を提供する。

・国際的な監視体制の強化ならびに法的救済の実効性向上に貢献する。

4. 国際的連携と民族自決権の推進

・世界の南モンゴル人組織と連携を深化させる。

・ウイグル、チベット、香港、中国民主化運動等との協力により、自由、人権、民族自決権の承認と、将来的な独立の正当性を国際社会に訴える。

5. 国際フォーラム・シンポジウムの主催による情報発信

・学術、政策、市民レベルを横断する国際対話を継続的に開催し、南モンゴル問題への理解と支援を拡大する。

6. 南モンゴル同胞への国際情勢情報提供と民主主義啓発

・国際政治、経済、米中関係・日中関係などの最新情報を、外部アクセスが制限される同胞へ適切に届ける。

・中国共産党政権の変容と、その後に訪れ得る歴史的転機を見据え、南モンゴル人が

 主体的に未来を選択できる思想的基盤を整える。

・自由・民主主義・人権といった普遍的価値への理解を深める啓蒙活動を推進する。

まとめ

南モンゴルクリルタイは、中国共産党政権による圧制と文化的ジェノサイドに屈することなく、国際社会との協力を通じて、南モンゴル人の自由、民族自決権、そして独立の権利の確立を目指す。

本活動方針は、南モンゴルクリルタイ(世界南モンゴル会議)第三回総会にて確認されたものである。

2025年11月29日

南モンゴルクリルタイ(世界南モンゴル会議)

於:東京

 会長:ショブチョード・テムチレト(Temtselt Shovchuud)

共同代表:オルホノド・ダイチン(Daichin Olhunud)