高市早苗新内閣に「人権担当補佐官」設置を要請 ― 南モンゴルクリルタイほか各団体が連名署名 ―

南モンゴルクリルタイ(世界南モンゴル会議)は、2026年2月27日付で、アジア自由民主連帯協議会をはじめとする在日各民族・民主団体とともに、日本国内閣総理大臣 高市早苗氏に対し、「人権担当補佐官」の設置および国境を越えた弾圧への対応強化を求める要請文に連名で署名いたしました。

本要請は、中国政府などによる越境弾圧や在日少数民族・民主活動家への威圧行為が深刻化する現状を踏まえ、日本の主権と人権を守る観点から、政府内に専門的な人権外交の司令塔を設けることを求めるものです。

南モンゴルクリルタイは、南モンゴルをはじめ、ウイグル、チベット、香港、中国民主活動家、カンボジア民主勢力などと連帯し、自由・民主主義・法の支配という普遍的価値を守るため、今後も国際社会および日本国内において積極的に発信と提言を続けてまいります。


要請文

日本国内閣総理大臣

高市 早苗 先生

私たちは日本国民の圧倒的な支持を受けた高市早苗新内閣に
「人権担当補佐官」の設置を求めます

この度は、高市早苗新内閣の発足を心よりお祝い申し上げます。我が国日本が、自由と民主主義の制度の下、国民の投票によって政権を選択できることは、明治維新以後の先人たちのたゆまぬ努力の成果です。

しかし、そのような民主的手続きを国民が選択しえない一党独裁の国家が世界においても、またアジアでも存在いたします。人権外交の観点からも、また、我が国をそのような独裁国の脅威から守るためにも、国際的な人権改善と民主化を求める外交努力が必要です。

かつて岸田内閣において、2021年、国際的な人権問題を担当する首相補佐官ポストが新設され、中谷元・元防衛相が起用されました。中谷補佐官は「ビジネスと人権に関する行動計画の実施に係る関係府省庁施策推進・連絡会議」による、企業が強制労働などの人権侵害を防ぐ「人権デューデリジェンス(DD)」の促進、「国際人権問題に関する関係省庁会議」による難民問題への取り組みなど、重要な問題に真摯に取り組まれましたが、残念なことに約
2年で補佐官はなくなり、現在に至るまで復活の兆しはありません。

しかし、独裁国家である中国政府による民族弾圧は、国内のみならず、国境を越えた弾圧が強化され続けています。現在、日本国に住むウイグル、チベット、南モンゴル、香港、そして中国民主活動家に対し、中国政府は故郷の家族を事実上人質に取り、わが国内での自由な言論活動や人権運動に参加しないよう脅迫しています。そして、中国大使館を通じた様々な運動家への干渉、妨害のみならず、中国政府に日本国内の運動家の情報を伝えるよう要請しており、これは国境を越えた弾圧のみならず、我が国の国家主権への侵害行為です。これは中国政府だけではなく、カンボジア政府もまた、日本国内のカンボジア民主運動家に同様の脅迫や妨害を行っています。

私たちは自由民主主義の国として、このような主権侵害と人権侵害を許してはなりません。高市内閣が人権担当補佐官、またできれば国際人権担当省を新たに設置していただければ、現在国境を越えた弾圧に苦しめられている人たちはその実情を訴えることができるでしょう。これは人権擁護のためだけでなく、日本国が大きな外交上のカードを独裁国家に対して持つことにもなります。わが国に対する国境を越えた弾圧を阻止すること、そのために人権担当補佐官を内閣が設置し情報収集の窓口とすることは、国家の安全保障のためにも重要なことなのです。

高市早苗新内閣にぜひとも以下の二点を実現することを求めます。

1, 高市内閣に人権担当補佐官を設置し、国際的な人権外交を展開すること

2, 我が国の主権のためにも、他国の国境を越えた弾圧の情報を収集し、実態を把握したうえで直ちに停止を求めること

2026年2月27日

アジア自由民主連帯協議会

南モンゴルクリルタイ

世界モンゴル人連盟

レイディ・リバティー香港

日本ウイグル協会

カンボジア救国活動の会

在日チベット人コミュニティ

民主中国陣線