テムチレト会長の開会あいさつ

皆様

こんにちは、私はクリルタイの主席として、この場を借りて、長い間、我らを応援し続けてきてくださった日本の友人たちに御礼を申し上げます。これからも、日本の友人たちの応援をよろしくお願いします。

私たち南モンゴル人は、歴史的に日本とつながっている存在です。そして、日本の敗戦により大東亜戦争に殉じることになった者たちでもあります。 しかしその後、日本は東アジアで最も強く、最も発展した自由民主主義国として国際政治の舞台に再登場し、それによって私たちは再び自由を垣間見ることができました。

今日の国際社会において、中国は傲慢で野蛮な振る舞いを見せ、人類の平和と世界の平和と秩序を脅かしています。 我々、南モンゴルクリルタイは、同じ植民地支配の下で戦っているチベット、ウイグル、カザフの人々に手を差し伸べ、さらには中国の帝国主義と覇権主義に対抗する香港の人々と手を結ぶために、ここにいるのです。

我々は、自由と民主主義、そしてそれぞれの民族の生存と解放のために戦い、私たちを支援してくださっているくれる日本、台湾、その他すべての民主主義陣営の皆様を頼りにしています。

南モンゴルにおける私たちの政治的目標は、元々自分たちのものだった土地の主(あるじ)になること、そして国連憲章で保障されている「民族自決権」を実現することです。 最終的には、南モンゴルの未来と運命を、南モンゴルの人々が決められるようにします。

これからお話しするのは、中国の南モンゴルに対するジェノサイド政策、私たちの土地の占領と収奪、そして私たちのモンゴル文化と言語を絶滅させる政策についてです。南モンゴルにおいて、南モンゴル人には国家のアイデンティティまでもが押し付けられています。「中国人としての一体感を作り上げるために」、「中国人の孫になるために」と。

中国の植民地支配を終わらせ、中国の奴隷制度をなくすことが、私たちの唯一の選択であり、解決策なのです。

南モンゴルクリルタイ会長

ショブチョード・テムチレト

2021年11月25日