【モンゴル母語保護運動国際会議】報告 (文)あぼ ともこ
11/19【モンゴル母語保護運動国際会議】ご報告無事、国会内会館で開催されました。まずは多くの皆さまにご参加賜れましたこと御礼申し上げます。たくさんのモンゴル人の皆さまにもご参加いただけました!遠くからも本当にありがとうございます
会議の中ではなんといっても、モンゴル国ツァヒャー・エルベグジルド前大統領が『モンゴル国及び内モンゴル・モンゴル国外に住む全てのモンゴル人の力を結集し、モンゴル語を守る!』と宣言されました事に、本会議の参加者全員の気持ちが一致したことを特筆すべきかと。この言葉が”国会内”と称される場でのご発言であることが大変重要です。今回の会議開催は、群馬県選出の衆議院議員 上野宏史(ひろし)先生の大きなサポートがありました。「日本人・モンゴル人の絆をもっと深めていきたい。その事が善きアジア未来の構築にも大変重要です」そうお話しくださり、本会議開催に上野先生はもちろん、上野事務所の皆さまにもお助けを頂戴しました。また10/1RacistChina日本開催にご尽力くださいました福岡県選出の原田義昭先生も「先日、モンゴル母語ももちろん、多くの民族からの直接の訴えを聴き、日本の政治家として、このアジアで苦しむ人達を何とかして助けなければ!」とお話しくださいました。静岡県選出の衆議院議員 宮澤博行先生からも「現在のウイグルの方々が大変な情況にあられること、絶対に無視は出来ない!モンゴル母語保護についても中国政府のやり方は誤っている」と力強いお言葉でした。大阪府選出の衆議院議員 長尾たかし先生は昔からアジアの人権、特に中国国内での人権侵害に強く対峙してこられた先生。今回も「中国が何と言い訳しようとも私は自分の姿勢を曲げずに真っ向から対峙してきた。これからも変わらずモンゴル人の皆さんのためにも共に闘っていきたい!」とお話しくださいました。山口県連所属の衆議院議員 杉田みお先生は「嘘や捏造は許さない」という姿勢で、国連などでも闘ってこられ、以前からアジアの人権状況、特に中国国内での人権弾圧についても様々な意見交換をしてくださっていた先生です。女性として中国国内で大変酷い目に遭われている方々の哀しみに寄り添いながら「なんとか状況を改善できるよう一緒に頑張ります!」とお話しくださいました。(タイミングの問題で、福岡県選出の衆議院議員 三原朝彦先生のお話しを頂戴出来ませんでした。大変申し訳ありません)たくさんのモンゴル人が『私たちの言葉を奪うな』と闘い続けています。南モンゴル(内モンゴル)では新たにこの問題で7000~1万人が捕まったり、収容所に送られ、中国政府とモンゴル人の親の間に挟まれる事で自殺したモンゴル人校長などの事例も発生。それでも文字通り命がけで南モンゴル人は闘い続けています。モンゴル国内でもモンゴル語を守るための運動が様々な形で始まっています。どうぞこれからも多くのモンゴル人の怒りを共有し、沢山の日本人が”我が事として”これらの問題にもご注目戴ければと願います。放置することは”同じ目に遭う事を容認すると同義”と私たちは考えています。末尾になりましたが、本会議開催にあたり、ご登壇戴きました古川フミエイツさん・三浦小太郎さん両氏に深く感謝申し上げます。お二方共に大変重要なスピーチを頂戴しました。また運営を支えてくださいました日本ウイグル協会 佐藤さん・自由インド太平洋連盟 石井さん、本当にありがとうございました!共にこの会議開催に向けてご準備くださった、南モンゴルクリルタイ ダイチンさん・ジャルガルさん・ボヤントさんなど国内外モンゴル人の皆さん、本当にありがとうございました。またこれからも頑張りましょう!『正義は私達に在り!』『言葉を奪う民族虐殺を許すな』
写真:森