チベット中央政権首席大臣ペンパ・ツリェン閣下のメッセージ

中央チベット政権シキョン(首席大臣)ペンパ・ツリェン閣下

のメッセージ

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「第二回世界南モンゴル会議」が11月25日、東京で開催されることで、ご挨拶申し上げます。

今回の「世界南モンゴル会議」開催の背景には、長年の大規模な残忍な弾圧により、南モンゴルにおける文化・言語・宗教の自由が奪われ続けているという状況下にあります。その結果、モンゴル人が17%まで減少し、南モンゴルは危機的な状況となっています。

しかし、南モンゴル会議は、強い抑圧と暴力に直面しながらも、チベット、東トルキスタン、南モンゴル、香港、台湾などの、中国政権下で苦しんでいるすべての人々の尊厳・自由・権利を主張している主要な団体です。

世界が中国の人権侵害を注目している今、この度の「第二回世界南モンゴル会議」のような活動の緊急性と必要性は、これまで以上に高まっています。このタイムリーな活動が、南モンゴルの正義のためにも、中国の責任を追及する国際的な取り組みのためにも、いい結果をもたらすであろうことを大いに期待しています。

この機会に、私は南モンゴルの兄弟姉妹との長年の連帯を改めて表明したいと思います。そして、すべての人が自らの未来を自由に決めることができる世界に向かって、私たちの協力関係がより強化されていくことを期待し、この会議の成功を心よりお祈り申し上げます。

2021年11月22日

中央チベット政権シキョン(首席大臣)

ペンパ・ツリェン(Penpa Tsering)