安倍晋三元首相を追悼し、卑劣な暗殺に抗議する声明文
アジアの自由と民族自決の実現のために尽力してこられた安倍晋三元首相が凶弾に倒れました。安倍元首相は、日本国のためにも多大な貢献をされた方ではありますが、私たち南モンゴルにとっても、大きな導きの星でありました。
安倍晋三元首相が目指された「美しい日本」とは、かつての日本の良き歴史伝統を見直すことだけではなく、「自由で開かれたインド太平洋」という構想に象徴されるように、未来のアジアの新しく普遍的な価値観を提示されました。インドと東南アジア、台湾、そして日本を結ぶ自由と法治を原則とした連携が、アメリカや欧州の自由民主主義と連携し、さらに、中国国内で抑圧されている私たち各民族の未来への希望と結びつく、新たなアジアの復興と世界平和に直結するものでした。
その安倍元首相が、卑劣な暗殺者によって志半ばで倒れたことに対し、私たち南モンゴルクリルタイは、日本国民の皆様、そしてすべての自由と民族自決を求める人々と共に、怒りと抗議の念を表明し、いかなる暴力も自由という普遍的価値を滅ぼすことはできないという信念を皆様と共有するものであります。
世界で最初に、南モンゴルを支援する国会議連が結成されたのもここ日本であり、そのリーダーとなってくださったのは、安倍晋三元首相と志を近くする高市早苗議員でした。私たち南モンゴルクリルタイは、安倍元首相の遺志を継ぎ、これからも南モンゴルの民族自決権の確立と民主化、そして、全アジアにおける民主主義の促進を目指して尽力してまいります。
南モンゴルクリルタイ(世界南モンゴル会議)
2022年7月11日